2022年09月07日

日本はエバ(女性)で、韓国(アダム)の奴隷だ??(笑)

(1)日本は韓国の奴隷!?

ネット上で、「日本はエバ(女性)国家であり、韓国(アダム=男性)の奴隷にならなきゃいかん」という内容が家庭連合(旧統一教会)の教義として教えられているのだとか言っている人を見かけたので、少し書いておきます。
旧統一教会の「教義」は統一原理という体系です。その中に「日本は奴隷」などの概念はありません。

ところで、旧統一教会に対して反対する立場で書かれた共産党系の本や、キリスト教の牧師、元信者などの本が多数出ていて、それぞれに教会の教義やスキャンダル的な内容が書かれています。私も主要なもの(特に教義について書かれたもの)はほとんど読みました。

hatai_books.jpg
旧統一教会や勝共連合などを批判する書籍

これらの書籍は、教義を批判したもの、活動を批判したもの、スキャンダル的な話題のものなどに分類できるでしょう。
その批判の多くは韓国で出版されたネタ本に基づいているのですが、今では日本でもいろんな話の編集・変形がなされているようです。

(2)日本は世界の国々を救う「母の国」である

最近よく出てくるのは、日本は「エバ国」で韓国は「アダム国」という話ですが、これは教会の教義(統一原理)というよりも統一原理に基づく摂理的事情なのですが、あまり話がややこしくなるので控えます(ややこしい話のついでに言うと、本来は多数の植民地を抱えていた女王国家イギリスが最初の「エバ国」だったのですが、ある摂理的事情により日本に「エバ国」の使命が移行した、とされています)。

また、教会(家庭連合)内部で日本を「エバ国」と呼んでいたことは事実ですが、1998年から公式に「母の国」に変更されています。その宗教的な意味はありますが、それについて論じるのは控えます。ただ、実際は教会内部で「母の国」という表現が圧倒的に多いものの、場合によって柔軟に「エバ国」という表現も使用されることがあるようです。

(ちなみに、Eveは英語で「イヴ」ですが、日本聖書協会(JBS)発行の旧約聖書では(「口語訳」でも「共同訳」でも)「エバ」と表記されており(例えば「創世記」3章20節など)、家庭連合でも「エバ」と表記しています。

日本は「母の国」であるというのは、私個人のイメージとしては当ブログの「日本は世界の縮図か」で書いたとおり、世界の国々を抱え、物心両面において子供に愛を尽くすように世界の国々を育てるような使命があるのではないかと思っています。

それから、旧統一教会は韓国で創立され韓国で発展してきましたので、日韓の歴史的関係や歴史認識において、かなり日本と異なる側面があることは率直に認めなければならない事実です。おそらく、韓国の国民である限り生まれた時から強烈な反日教育を受けるというきわめて特殊な国家的事情に起因する面が大きいと思います。

(3)自虐史観はむしろ日本から出たもので、訂正が必要である。

近年も、「従軍慰安婦」などをめぐって旧統一教会の教義は間違っていると主張する人々も多いのですが、上に述べたとおり旧統一教会の教義はあくまでも「統一原理」であって、「従軍慰安婦」は統一原理の体系には含まれないと私は認識しています。

そもそも「従軍慰安婦」「強制連行」などの概念は、韓国ではなくむしろ日本の側から生じたものですから(朝日新聞など)、私個人としては、できるだけ早く政府レベルで「河野談話」を否定するなり修正していただき、日韓の歴史認識(歴史的事実)について明確にしていただきたいと思っています。

なお、旧統一教会の教義を口汚く非難することで、旧統一教会、勝共連合、UPF(文鮮明師夫妻が創設した国連NGO)などと親しくお付き合いしていただいた安倍元首相の品格を落とそうとする人々がおられますが、安倍先生は人と礼をもって接する方で、宗教教義についても尊重される方でした。
また、安倍先生は文鮮明師夫妻が創設した団体が本物の平和組織であることを正しく見抜かれる慧眼(けいがん)の持ち主でありましたので、ここに安倍先生の名誉のため付言しておきます。

安倍先生のUPFにおける2021年9月12日のメッセージは、今となっては先生が全世界に発した貴重な遺言であったように私は感じています)
posted by むちゅう(江本武忠) at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 統一原理

2022年08月14日

統一教会の教理(統一原理)の魅力、「洗脳」?

統一教会の教理となっているのは、「統一原理」という理論です。
宗教団体の教理というのは、普通は「これを信じなさい」という感じかもしれませんが、統一原理の場合はちょっと性格が違うと思います。「信じる」というより「わかる」という印象です。

ただ、その内容が世間の常識からぶっ飛んでいるほど離れているため、すんなりと受け入れるには相当の精神的な壁が存在することは事実だと思います。
また、常識的に考えている事実との間にあまりにも大きな距離があるため、「そんなことを信じているなんて、あんたは統一教会で洗脳されているんだよ」と言われることも十分予想されます。確かに、そのように言う人の気持ちもよくわかります。

ところで、私が統一教会において統一原理の内容をきわめて正確に理解しておられると思う方の一人は、数学者の一松信博士(京大名誉教授、日本数学検定協会名誉会長、理学博士)です。
一松先生は数学の分野で多数の専門書を書かれていますが、一般向けの啓蒙書としては講談社ブルーバックスの「四色問題」が有名なのでご存知の方も多いと思います(この本は統一原理とは関係ないですが)。
hitotsumatsu.jpg
(一松信著、「四色問題」)

一松信博士は統一教会の出版物の中で、統一原理について次のように述べておられます。
統一原理は非常に強い影響力をもった思想ですから、統一教会を中傷する立場からみれば“洗脳”ということになるのかも知れません。それはその思想内容が余計なことを忘れさせてしまう魅力と深みを持っているという一つの証拠になります。時代を画するほどの強烈な思想運動というものは、平穏無事を旨とする世間一般から見ると、ずいぶんエキセントリックなものに映ります。社会的にいい評価は期待できません。特に日本のように、一つの枠からはみ出した人間が差別されかねないような社会であればなおさらのことです。」(「統一運動・統一教会に賛同する人々(日本)」の一松信博士を参照)

これは、なかなか統一原理の性質をよく言い当てていると思います。つまり、一般の人からすると「洗脳されている」と思われても仕方ないほどに、心を魅了する深い内容があるということなのでしょう。

それからもう一人、物理学者の池田和義博士(大阪大名誉教授、理学博士)の言葉も引用してみます。
池田博士は力学関係の専門書を多く書かれていると思いますが、一般啓蒙書としては講談社ブルーバックスから「図解・わかる相対性理論」という本を出しておられますので参考までに画像をあげておきます(もちろん、統一原理とは関係ない本です)。
ikeda_wakaru.jpg
(池田和義著、「図解・わかる相対性理論」)

池田博士は、光言社発行の書籍の中で統一原理についてこう述べておられます。
私と統一教会との接触は、そして統一原理は、私がそれまで積み上げてきたものを、物の見事に体系的に跡づけてくれたのである。(中略)私の専門とする物理学の研究においても、自然法則を探求し深く突きつめていけばいくほど、唯物思想では到底量り知ることのできない自然界の神秘性が感動的に迫ってきて、神の存在を信ぜざるを得なくなってくるのである。(中略)さらに、統一原理がキリスト教でありながら、東洋的色彩を非常に濃く帯びていることも私にとって絶大な魅力である。このことによって、統一原理は従来のキリスト教が日本に広まることができなかったという失敗を十分に克服できる可能性を秘めていると私は確信する。」(福田信之編「21世紀の希望と統一運動」P.41-43、「統一運動・統一教会に賛同する人々(日本)」の池田和義博士を参照)

これもまた統一原理の性質をよく示すもので、ご本人の専門分野が何であれ、統一原理という観点から見直してみると、そこに新しく神の存在が感じられてくるような感覚が生じるのだろうと思います。

もちろん人によって感想は異なるとは思いますが、統一原理はあと数十年のうちに、世界の人々が絶対に無視できない理論として注目されてくるのではないかと私は考えています。
posted by むちゅう(江本武忠) at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 統一原理