ネット上で、皇室と統一教会の関係について話題があがっていたので、少し私の知る限り書いてみたいと思います。
文鮮明師は、1941年から43年まで日本の早稲田高等工学校に留学していました(1943年9月30日、日本名「江本龍明」で電気工学科卒業の記録あり)。
それから21年後の1965年1月28日、文師は来日していますが、同年2月10日に三笠宮崇仁親王殿下(1915−2016)に会っています。
ネット上に流出している写真からの転用で大変恐縮ですが。。。
(文鮮明師と三笠宮崇仁殿下)
上の写真がその日に撮影されたものかどうかは確認できないのですが、私の手もとにある教会側の資料では文鮮明師は1965年2月10日午後2時に羽田に到着、教会本部に戻って着替えてから三笠宮殿下との会見に臨んだとのことです。
その後、1971年には当時の皇太子殿下ご夫妻(現在の上皇陛下、上皇后陛下)が文鮮明師の創設した子供の舞踊団「リトルエンジェルス」(1962年創設)の催し物をご観覧なさっておられます。
もちろん言うまでもなく、統一教会には皇太子をお呼びするような力はないので(宮内庁にご案内などを差し上げたことはあったかもしれませんが)、当然皇室の側からご観覧に赴いて下さったわけです。
(皇太子殿下ご夫妻=現在の上皇陛下・上皇后陛下とリトルエンジェルス)
その後もご皇族の方々がリトルエンジェルスをご観覧になったという記録は残っています。
ちなみに、リトルエンジェルスを観覧して絶賛した国家要人としては、アイゼンハワー大統領(1965年9月)、ニクソン大統領とヒース英国首相(1970年12月18日)、エリザベス女王(1971年11月15日)、中曽根康弘首相(1985年5月)、李登輝総統(1994年8月11日)等、多数おられます。
(アイゼンハワー大統領、1965年)※横のメガネの男性は朴普煕氏(文鮮明師の特別補佐官)
(ニクソン大統領、ヒース英国首相、1970年)
(エリザベス女王、1971年)
(中曽根康弘首相、1985年)
(李登輝総統、1994年)
文鮮明師の統一運動は、主要国家の元首レベルの人々に影響を与えながら、どんどん世界に拡大していきました。
統一教会は「世界基督教統一神霊協会」が正式名称で、世界のキリスト教圏を統一していくことを中心に動いていましたが、イスラム教やヒンズー教、仏教のリーダーたちも本格的に参加するようになってきた状況もあり、「世界平和統一家庭連合」(家庭連合)という名称に変更して、活動実態に即した名称になったと思います。
(私のブログでは便宜上、「統一教会」「家庭連合」の両方を使用しています)